書画が自己表現の手段

私の友人の息子さんには自閉症という障害があって、まだ言葉をあまり話せません。
友人は「正直に言うと、今もまだ息子に障害があることに戸惑いを覚えるけれど、止まっているわけにはいかないので、前に進もうとしているの」と言っています。

その息子さんの得意なことが書道や絵を描くこと。
友人は母として「息子の興味のあること、力を発揮できることを伸ばして、それが自己表現につながればいいな」と考えているそうです。
友人と息子さんは絵を通して会話を楽しんでいるということ。

そして先日、この息子さんの作品を展示した個展が開かれました。
多くの人が訪れ、異口同音に「この絵や書を見ているととても癒されるし、元気をもらえるね」と言われていました。

息子さんの大好きな言葉は「笑顔」だそうです。
これからも書画とともに、笑顔で生きていってほしいです。